新学期は、環境がガラッと変わりやすい時期。差し迫った新生活の準備に忙しい方も、多いのではないでしょうか。友人知人のいない新しい環境へ踏み込むのは誰でも大変ですし、いわゆる「高校デビュー」とは言わずとも、できれば初対面で好印象を与えたいものです。
今回は、そんな新学期デビューの手助けをしたい、そんなお話です。
ただし、新学期はもう間近。美容室に行く時間がなかったとしても、ビジュアル面で新生活が好印象に繋がる“今すぐできる”アプローチを、美容師の目線でお伝えします。(前後編の前編/後編を読む)
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新学期デビューは、“気さくな人”に見られたい
詰まるところ、人の印象を決定づけるのは「立ち振る舞い」ですが、新学期デビューにおいては、ビジュアル面での「第一印象」がものを言います。「第一印象」で出来ることは限られていますが、ここでの「成功」は、相手側から“声を掛けやすい人”に見えることとしましょう。
反対に、「失敗」は“話しかけづらい人”に見られること。「怒ってるように見える」「何を考えてるかわからない」「怖そう」「お高くとまってる」、そんな感じに見られるのは避けたいところ。
「お洒落にカッコよく」見られることも好印象ですが、カッコよすぎる(キレイすぎる)と、それもまた近寄りがたい雰囲気になりがち。
そのため、「いい人そう」「優しそう」「爽やか」で、“気さくな人”に見えることを優先したいと思います。
マスク生活でも「気さく」に見せるには?
このところコロナ禍はひと段落し、マスク着用の指針も緩みましたが、街を歩くとまだまだマスクをしている人の方が多いように見えます。花粉症だからか、まだ探り探りなのか、少なくとも入学・入社してしばらくの間は、マスクをする場面が多いかもしれません。
マスクをしていると、印象の違いは「ヘアスタイルのフォルム」「おでこ」「眉毛」「目」に限定されます。ココを第一印象から好印象に見せるには、どうしたらいいのか?