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 そして、コミュニケーション能力が高い美容師の方が、お客様からの支持を受けやすい傾向にあります。ですから、現役美容師のほぼ全員が、下積み時代から「積極的に声をかける」ことを指導され続けてきているのです。

美容師は、実は「陰キャ/根暗」も多い?

 そんな印象から、美容師は「陽キャ/根明の集まり」だと思われるかもしれません。もちろん、美容師はコミュ力が高い人が多くいます。

 しかし、実は「自分から話すのが得意じゃない」人も少なくありません。

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 美容師になる人は、ファッションに興味を持って目指す方がほとんどですが、その性格は様々で、「陰キャ/根暗」な美容師は意外と多いのです。僕自身も「陰キャ/根暗」を自覚しています。でも、だからといって「人と接するのが嫌い」な訳ではありません。

「ビジネス陽キャ」を演じる美容師もいる

 美容室では、コミュニケーションが苦手な若手美容師に対しても「積極的に声をかける」ことを指導し続けます。それによって、「陰キャ」であっても自分なりの話術を獲得して、後天的に会話の作法を身に付けることはできます。

 つまり、悪い言い方をすれば「ビジネス陽キャ」になることができるのです。

 ですがそれでも、先天的にコミュニケーションが得意な「陽キャ」には敵わない部分があります。だからこそ、「ビジネス陽キャ」として会話の糸口を見つけようとするうちに、お客様との波長が合わない雰囲気になってしまうのかもしれません。

美容師は喜ぶ顔が見たいだけ

 お客様が不快に感じてしまっては元も子もないのですが、美容師も人ですから、それらを全て回避することは中々難しくもあります。

 ですが、美容師に共通しているのは、お客様の喜ぶ顔が見たい、ということです。

 今回の記事を通して、「それもこれも、美容師は良かれと思ってやっている事なのだ」と感じ取っていただければ幸いです。