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「体当たり演技」で中学生男子の心に入れ替わり、三谷幸喜とは結婚16年目に協議離婚…“還暦目前”の小林聡美(58)が送る真正スローライフ

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 木梨憲武主演の「春になったら」(フジ系)に助産院の院長役で出演中の小林聡美(58)がこの4月、初のコンサートを開催するという。

「WOWOWが以前、吉田羊を起用して好評を博した“俳優によるコンサート”企画第2弾で白羽の矢が立った。元々歌手に興味があったそうで、『やらずに死ねるか。やらないでおくのはもったいない』と快諾。演出は友人の小泉今日子。ゲストで阿部サダヲも出演する予定です」(芸能記者)

5月公開の映画は「三日月とネコ」

 東京の下町で育った小林は、中学2年の時、「3年B組金八先生」のオーディションに合格して女優デビュー。都立高校在学中、大林宣彦監督の「転校生」で主演を務め注目を浴びた。

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「男女の心が入れ替わるストーリーだけに、中学生男子の心になった小林は着替えのシーンなどでは惜し気もなく裸を晒した。体当たりの演技を評価され、日本アカデミー賞新人賞を受賞した」(映画関係者)

大林宣彦監督の「転校生」(Amazonより)

「熱心に口説いてきた三谷を『暗い人』と思っていた小林もじきに…」

 大学進学を諦め女優に専念。学生、事務員、町娘とワキ役で経験を積む。

「『求められたものに誠実に応えたい』が小林の信条。本当にいそうなちょっと変わった子を演じさせればピカイチ」(ドラマ関係者)

 88年、コメディ「やっぱり猫が好き」に出演。シリーズ化され小林の代表作になる。脚本を担当していた4歳年上の三谷幸喜と95年に結婚した。

「熱心に口説いてきた三谷を『暗い人』と思っていた小林も、じきに魅かれていったそう」(芸能デスク)