警視庁本所署は、2月27日までに、準強姦と準強制性交の疑いで、千葉県浦安市に住む星政則容疑者(57)を逮捕した。星は東京都千代田区にある芸能プロダクションの顧問を19年10月まで務めていた。
「逮捕容疑は、16年1月と19年2月に、墨田区内のホテルで、プロダクションに所属する女性A子さんに対し、抵抗できないようにした上で全裸にさせ、わいせつ行為をしたこと。同氏が顧問を務めていたのは2.5次元舞台の人気俳優を多く擁する事務所だったそうです」(社会部記者)
「ベッドシーンもあるだろうから胸も見せて。下着全部取って」
A子さん本人が語る。
「容疑者と出会った頃、私はまだ10代で芸能界のことも社会のことも知りませんでした。容疑者は、ヤクザとのつながりを仄めかしたり、『気に食わないタレントを何人も芸能界から消した』という話を何度もしてました。社長やマネージャーからも『とても権力のある人だから、とにかく失礼のないように!』と何度も注意され『逆らってはいけない』と刷り込まれた」
星の「性搾取」の手法は巧妙だったという。
「容疑者は『あなたは必ず売れる』などといって、ワークショップを受けるよう強く勧めてきました。その後、『女優として本当に売れたいんだったら』と、ワークショップの一環と称し、ラブホテルに連れて行かれた。ホテルに入ると『ベッドシーンもあるだろうから胸も見せて。下着全部取って』と。裸を強制し、写真まで撮ったんです」