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「文化祭で山口百恵を完コピして…」河合優実(23)が女優を志した“偏差値68”の高校ライフ《ドラマ「不適切にもほどがある!」出演》

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「うるせぇよくそチビ! 朝からギャンギャン騒ぐな! こっちは低血圧なんだよ!」

 阿部サダヲ(53)に布団をひっぺがされた河合優実(23)は凄まじい剣幕でこうまくしたてたのだった。

 早くも今季ナンバーワンドラマの呼び声高い「不適切にもほどがある!」のワンシーンである。

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昭和と令和の価値観がぶつかるドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS公式HPより)

◆ ◆ ◆

 芸能記者の解説。

「『不適切〜』は昭和から令和にタイムスリップしてきた体育教師が、現代のポリコレ偏重の風潮に風穴を開けていく宮藤官九郎脚本のコメディ。河合は体育教師の娘で不良の役を演じている。80年代のトレンドであるスケバン姿や中森明菜風の髪型が話題を呼んでいます」

80年代不良の典型(TBS公式HPより)

女優の道を志した高校時代

 そんな河合は、2000年に東京都練馬区で生まれた。父は医師、母は看護師という“エリート”一家の三姉妹の長女だ。

「小学校3年生からダンススクールに通い始め、表現することの楽しさに気づいたことが女優になるきっかけだったといいます」(同前)

 アート志向は幼少期から。絵も嗜む河合の実力に舌を巻くのが、河合が出演した映画「由宇子の天秤」の春本雄二郎監督。

「漫画家の松本大洋を彷彿とさせるファンタジックな絵を描くんです。あまりに上手だったので、映画内で使用する光石研さんの似顔絵を河合さんに描いてもらいました」

 女優の道を志したのは高校時代。演劇学科のある大学への進学を控えた卒業直前に、現在の所属事務所に入った。

「河合が通っていたのは東京都立国際高校です。入試の偏差値は68と都内でも屈指の難関校ですが、都立にしては自由な校風。有名大学に進学するばかりでなく、ラッパーのKREVAやタレントのホラン千秋など知性派のOBもおり、自分の個性を伸ばせる将来を選ぶ生徒が多い」(前出・芸能記者)

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