「文藝春秋 電子版」は3月12日(火) 19時より、『生成と消滅の精神史』(文藝春秋)の著者である下西風澄さんと臨床心理士の東畑開人さんによるオンライン番組「心について語るときに僕らの語ること」を生配信します。
◆「心」を語ること
「心」とは何か?
太古の昔から現在に至るまで、人類はその問いを考え続け、様々な答えを出してきました。その答えには、その時代その場所を生きる人間が抱える切実な問題が反映されています。
どう生きたいのか? 何が「善き生」なのか? 胸につかえる思い、消えない不安、自分ではコントロールできない感情や衝動をどうすれば鎮められるのか?――「心」を私たちが語るとき、そこには切実な悩みや、ままならない問題があるはずです。ですから、「心について語るときに僕らが語ること」を深く掘り下げていけば、いま私たちがどんな悩みや問題にぶつかっているのかが、浮かび上がってくるはずです。
人類が「心」をどう考えてきたのかを考察し、『生成と消滅の精神史』(文藝春秋)を著した下西風澄さんが、臨床心理士の東畑開人さんとともに、いま「心」を語ることの意味と、「心」を語ることで私たちは何を見つけようとしているのかを語り合い、現代を生きる私たちが直面している問題を探ります。
◆番組概要
番組名:心について語るときに僕らの語ること
出演 :東畑開人、下西風澄
日時 :3月12日(金)19時〜20時30分 完全オンライン番組です
※視聴するには「文藝春秋 電子版」の有料会員になる必要があります。
詳しくはこちらをご覧ください https://bunshun.jp/bungeishunju/info/subscribe
◆東畑 開人(とうはた かいと) プロフィール
1983年生まれ。臨床心理士・公認心理師。博士(教育学)。京都大学大学院教育学研究科博士課程を修了した後、沖縄の精神科クリニックに勤務。そのときの体験を基に『野の医者は笑う』『居るのはつらいよ』を上梓。2017年より白金高輪カウンセリングルームを主宰。『日本のありふれた心理療法』『心はどこへ消えた?』『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』『ふつうの相談』など著書多数。
◆下西 風澄(しもにし・かぜと) プロフィール
1986年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。哲学と文学を中心に研究・執筆活動を続けている。2022年に『生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる』を上梓した。