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『“質問封じ”一転謝罪 知事不記載問題 県「対応に落ち度」』(山梨日日新聞3月13日)

 山梨県は「規制は到底あり得ない」と当初否定していたが12日に落ち度を認めた。しかし県は長崎幸太郎知事の責任には触れていない。今回の騒動はそもそも長崎知事が裏金問題を問われて「質問自体がナンセンス」などと言って答えてこなかった態度に原因がある。説明しないのでかえって全国に知れ渡ってしまった。マヌケな対応である。

朝日新聞の説明に脱力

 さて県による質問封じ要請で、ある新聞社の記事が目に留まった。朝日新聞・山梨版の説明を最後に載せておこう。

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《県側から政治資金問題について質問しないよう要請がありましたが、了承はしていません。》(2月23日)

 うん、そうだろうな。

 で、次。

《弊社の主要な取材目的は、就任6年目を迎える知事がどのような政策に力を入れるのかを紹介することでした。そのため政治資金問題については質問していません。》(同)

 聞いてないんかーい。

 朝日はこの問題については今後も記者会見で問いただすと締めていた。しかし、いろいろ御託を並べていたが今回のインタビューで裏金問題を聞かなかったことは事実だ。県の「要請」をきちんと受け入れた新聞がここにあったのである。