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「少しでも人々や社会のお役に…」
2023年、愛子さまは両陛下とともに日本赤十字社の本社を初めて訪問された。
災害現場などで殉職した看護師などの慰霊碑に花を手向け、関東大震災の救護活動に関する展示を熱心にご覧になった。
かねてから福祉に心を寄せる愛子さまは、日赤について理解を深める経験や、東日本大震災の復興支援のボランティアに携わる友人の存在などがきっかけとなり、日赤での勤務を希望された。その後、嘱託職員としての就職が内定した。
愛子さまは内定に当たり「一社会人としての自覚を持って仕事に励むことで、微力ではございますが少しでも人々や社会のお役に立つことができればと考えております」と感想を寄せられている。
愛子さまは、成年皇族としての活動の幅も徐々に広げられている。
2023年1月には、宮中の新年行事・講書始の儀に初めて参加し、2月には、国際親善の昼食会に初めてご出席。両陛下と共にケニアの大統領夫妻をもてなされた。
幼稚園から18年間通った学習院を離れ、愛子さまは今後、成年皇族として公務に取り組みながら、「社会人」として日赤で勤務される日々が始まる。