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芸能界入りした当初は「アイドル」…福田麻貴(35)の“役満人生”《「婚活1000本ノック」で連続ドラマ初主演》

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「おもんなかったです」

 同期の元芸人にこう評されてしまったのは、現在放送中のドラマ「婚活1000本ノック」で連続ドラマ初主演を務めるお笑い芸人の福田麻貴(35)だ。

元アイドル

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母は交際相手と出奔 波乱万丈な福田の人生

「婚活〜」は視聴率こそパッとしないものの、民放の配信サービス「TVer」では、第1話の再生回数が200万回を超えるなど、今期の隠れた話題作。

「福田さんが演じるのは、婚活に四苦八苦する30代の売れない官能小説家。飾らない等身大の演技が『共感できる』と同世代の『婚活世代』の女性を中心に支持を集めています。本人も『役作りは全くいらなかった』と語るほどのハマり役です」(テレビ関係者)

婚活世代の女性がドハマリしている

 お笑いトリオ「3時のヒロイン」のリーダーでもある福田は、大阪市生まれ。生後間もなく父を亡くし、20歳で継父も亡くすなど、波乱の人生を送ってきた。

「麻貴ちゃん自身が明らかにしているように、幼稚園の頃には母が交際相手と出奔し、祖母が面倒を見ていた。祖母が経営する雀荘で麻雀牌を積み木代わりにして遊んでいたこともあったそうです」(地元住民)

駆け出し時代の福田は「おもんなかった」

 その後、再婚した母は、祖母の影響からスナックや雀荘などの経営を始める。麻雀に育てられた福田は、高校生になると母が道頓堀で経営していた雀荘「とんぼり」でバイトをすることもあった。

 この雀荘には多くの芸人たちが訪れ、連日賑わっていた。以前「とんぼり」で働いていた元芸人のプ・テジュ氏に話を聞いた。

「霜降り明星の粗品、ヒコロヒーが常連。見取り図さんがたまに。その後みんな売れていったので『とんぼり』は伝説の店ですよ」

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