演歌歌手・吉幾三に「飛行機内での横柄な態度」を告発され、物議を醸している長谷川岳参院議員(53)。だが、長谷川氏の問題行動は機内だけではなかった。

週刊文春」は今回、長谷川氏と自治体関係者らとの面会の様子を記録した2種類の音声を入手。そこには長谷川氏の高圧的な発言の数々が収められていた。

長谷川岳氏(自民党HPより)

総務副大臣時代の“激昂”

 そのうちの1つは、長谷川氏が総務副大臣だった2020年1月20日、副大臣の執務室での出来事だ。

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 この日、長谷川氏から呼び出されたのは、全国自治体の財産の災害による損害の共済事業などを行う「全国市有物件災害共済会」や「全国自治協会」、その他消防関係団体の面々。ここで長谷川氏は「消防団員のマイカーが被災した場合も共済金を支払えるようにするべきだ」と主張した。

 だが、この共済は、本来は自治体の所有物が被災した時に備えるのが目的。団体側は、消防団員のマイカーまで共済の対象に含めれば掛け金が上がってしまうなどのリスクを説明しようとするのだが、録音記録からは、長谷川氏が激昂して聞く耳を持とうとしない様子が伝わってくる。