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「10年目の大ブレイク」を果たしたベテラン内野手
「新井カープに欠かせない超ユーティリティープレーヤーが上本です。昨シーズンは84試合に出場し、打率.259、64安打、1本塁打、17打点、8盗塁。プロ11年目にして、2022年シーズンに続く好成績を残しました。84試合中、67試合でスタメン出場。捕手、一塁以外すべてのポジションを守った。
打順も初めて4番を任せられたほか、1番から8番で先発出場。代打成功率も.467と高く、与えられた仕事を確実にこなす“仕事人”です。昨オフには1200万円アップの年俸4100万円で契約更改。今年はチームの中心として更なる飛躍が期待されます」(同前)
上本は阪神の上本博紀の実弟で1990年広島県生まれ。広陵高等学校では1年秋からレギュラーを獲得し、2年春・夏、3年夏の3度甲子園に出場。2年時に1学年上の野村祐輔・小林誠司らと共にセンバツでベスト8。夏は決勝で敗れ準優勝となった。ちなみに週刊文春が「車中不倫動画」などについて報じてきたカープの中村奨成(24)は同じ広陵の9年後輩だ。
明治大学を経て、2012年ドラフト3位で広島入り。プロ入り後は主に守備固めとして起用されるに留まったが、2022年に「8番・中堅手」で自身初の開幕スタメンを勝ち取り、「10年目の大ブレイク」を果たしていた。