〈私事ではありますが 3年前に離婚をいたしました〉
女優の富田靖子(55)が3月23日、自身のSNSで離婚を発表した。
「3年間、公にしなかった理由を『このことが日常になじむまでに時間が必要でした』と綴っている。元夫は一般人でもあり、離婚の原因などは明かしていない」(女性誌記者)
福岡で育った富田はオードリー・ヘップバーンに憧れていた。中学生の時、大林宣彦製作総監修の映画「アイコ十六歳」のオーディションに応募。12万7000人の中からヒロインに選ばれデビューを飾る。
小泉今日子や中山美穂、深津絵里などに押され1年休業も
「八重歯ののぞく童顔が印象的。デビュー作の演技も評価され日本アカデミー賞新人俳優賞に輝いた。大林監督は2年後の『さびしんぼう』の主演にも抜擢。当時民営化間もないNTTのCMにも起用された」(同前)
愛らしいキャラクターが受け、バラエティ番組にもお呼びがかかる。だが、肝心の女優業では話題作に恵まれず低迷が続いた。
「小泉今日子や中山美穂らトップアイドルが女優に転身してくるわ、事務所の後輩の深津絵里らの台頭もあるわで壁にぶち当たった。19歳の時には悩みも深く1年近く休業しています」(芸能関係者)
精神的に立ち直った後、26歳で日本と香港の合作映画「南京の基督」に出演。新たな一面を見せた。
「梅毒を患う娼婦役で、全裸の濡れ場を熱演。東京国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した」(元映画誌記者)