1ページ目から読む
3/3ページ目

最上 今はそろそろソロアルバムCDを作りたいと思っています。これまでもそういったチャンスはありましたが、あまり乗り気になれなかったんですよね。どこかタイミングが違う気がして。でも、今年11月に僕は50歳になるんです。そのタイミングでCDを出して、太郎さんにもゲストで参加していただけたら、とても幸せだろうなと夢見てます。

 あとはオーボエ奏者として知ってもらえるように活動の場を広げていきたいですね。いつまでも“そっくりさん”ではいられません。願わくば僕をきっかけにオーボエという楽器を知っていただけるように、より精進したいと思います。

最後は「断髪式」で太郎さんに…

――オーボエの魅力とは?

ADVERTISEMENT

最上 素朴で温かい音が出ます。だから、映画やドラマの劇伴でオーボエが使われているシーンは、泣けるものが多いんです。それにギネスブックに「世界一難しい管楽器」として掲載されているぐらいなので、とてもやりがいのある楽器ですね。

©釜谷洋史/文藝春秋

――最後に、そっくりさんとしての展望はありますか?

最上 太郎さんからも「どう着地するの?」と言われていて……。僕はこれからどうしたらいいんですかね? 読者の方にアドバイスを頂きたいくらいです(笑)。

断髪式の際はぜひ太郎さんに… ©釜谷洋史/文藝春秋

――今もパーマをかけ続けているんですか?

最上 はい。「太郎さんに似ている人」という事で、何より音楽家仲間が楽しんでネタにしてくれているので。基本的に皆が笑ってくれてるのを見るのが一番幸せなので、なかなか気軽に髪型も変えられなくて……。でも、いつかは“断髪式”をするつもりです。このパーマヘアーを切る時は、ぜひ太郎さんにハサミを入れていただきたいと思っています(笑)。