朝日新聞が「面会記録に『首相案件』」とまたもスクープを放ってきた(4月10日)。
森友、防衛省日報問題にあらためて加計学園も加わった。ラーメンで言えば全部乗せである。疑惑こってり。
日刊ゲンダイは「何から何まで『底』が抜けた国の無残」と1面に書いた。怒って嘆いてぶった切る。
「毎日怒ってるおじさん」の檄文的な言葉
私はゲンダイを擬人化すると「毎日怒ってるおじさん」だと思うのです。
その独特で強烈な言葉遣いには中毒性がある。拙著『芸人式新聞の読み方』で「ゲンダイ用語の基礎知識」という項目を書いたほどだ。
たとえば「赤っ恥」。
用例としては
「河野外相の赤っ恥『北が次の核実験用意』発言は根拠なし」(4月3日)
「激しい応酬で完敗 前川氏に“倍返し”された菅長官の赤っ恥」(2017年7月11日)
続いて「笑止千万」。
「笑止千万 ハレンチ大臣『美学』 辞任の薄汚い裏側と今後」(2016年1月29日)
立て看板か檄文にしたいほどのリズム。