「文藝春秋 電子版」は4月10日(水)19時より、高口康太さんと安田峰俊さんによるオンライン番組「中国さっぱりわからん! 第16回」を生配信します。 

◆中国不動産バブル崩壊にどう備えるか

 現場の最前線で中国に関する取材を続けてきた高口さんと安田さん。数多くの著作を発表してきた二人が「それでも、中国はさっぱりわからん!」と唸りながら、その深淵を探求する――それがオンライン番組「中国さっぱりわからん!」です。中国政治や中国社会の最新事情から日本に住む中国人の実態まで、幅広く語り合う対談形式の番組です。

 第16回は、ゲストに東京財団政策研究所主席研究員の柯隆さんをお招きし、「中国不動産危機」をテーマにお送りします!

 昨年、中国大手不動産デベロッパー・恒大集団(エバーグランデ)の負債総額が2兆3882億元(約48兆円)にのぼり、債務超過は 6442億元(約13兆円)に膨らんだと報じられ、世界中に激震が走りました。

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 続いて、同じく不動産最大手の碧桂園(カントリーガーデン)も、1500万ドルのオフショア債の利払いを延滞したことが判明。同社は今月2日、3月の販売契約額が43億元(約900億円)と前年同月に比べ83%減ったと発表し、香港証券取引所が同社の株取引を停止する事態にまで陥っています。

 既に崩壊が始まっている中国不動産バブル。柯隆さんは、近著『中国不動産バブル』(文春新書)において、中国の不動産バブルの形成と崩壊は中国社会に内在する制度的歪みによるものと指摘し、金融政策だけでなく抜本的な政治改革と経済改革を行わない限りバブル崩壊には対処できないと述べています。

 中国政府は今後、どのような対策を取るのでしょうか。また、日本は「チャイナリスク」にどのように備えれば良いのでしょうか。中国経済研究の第一人者である柯隆さんと徹底的に討議します!

 オンライン番組「中国さっぱりわからん!」では、毎月テーマを変え、ほかでは知ることのできないディープな中国情報をお届けしていきます。放送中はチャット欄での質問も受け付けていますので、出演者に聞いてみたい質問をぜひお寄せください。

◆番組概要

 番組名:徹底討議! 中国不動産クライシス(「中国さっぱりわからん!」第15回)
 出演 :柯隆、高口康太、安田峰俊
 日時 :4月10日(水)19時〜20時30分 完全オンライン番組です

 ※視聴するには「文藝春秋 電子版」の有料会員になる必要があります。入会はこちらをご覧ください。https://bunshun.jp/bungeishunju/info/subscribe

 ※当日リアルタイムでご覧になれない方も、アーカイブ動画を配信しますので、何度でもご覧いただくことができます。アーカイブ動画は生配信終了後、一両日中に公開します。

◆問い合わせ先

文藝春秋編集部
メール:mbunshun@bunshun.co.jp