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 幸いみずきは今も元気に生きている。隣でいつも笑顔を見せてくれる。

 それでもきっと後悔はなくならない。

 だから、もしあなたの大切な人が体調不良を訴えたら、

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「私のために、私が安心するために病院へ行こう」

 と伝えてほしい。あなた自身のために。

検査で「異常」は見つからなかったが…

 そのまま1~2週間が過ぎ、大分に入ったところでようやく病院へ行くことにした。

 このときもかなり説得して、「俺が安心したいから一度しっかり診てもらおう」とお願いしての通院となった。「俺のため」という言葉でやっと、みずきも了承してくれた。

 最初に診察を受けたのは大きめの個人医院といった感じのところだった。

 入院設備もあるし、ベッドも20床ほどあり、その地域ではそこそこ大きいところだ。診療を受け、血液検査をし、胃カメラもしようという話になった。

サニージャーニーのみずきさん(写真左)とこうへいさん(写真:サニージャーニー公式ブログより)

 だが、その病院では胃カメラは口から入れることしかできず、鼻から胃カメラを入れることができる別の病院を紹介してもらった。

 翌日、紹介された病院で診察を受ける。みずきの人生初の胃カメラの結果、特に異常は見つからなかった。問題はないと思うが、もっと大きな病院でCTを撮ってもらってはどうかと、また違う病院を紹介される。

 翌日、大分の中では比較的大きい病院で受診した。いわゆる総合病院というところだ。CT検査を受けた結果、「原因ははっきりしないが、アミラーゼの値が高い。しかし、女性は突発的にすい炎などになることがある。大きな病気の可能性はまずないので安心していい」とのことだった。

「この後も体調不良が続くようなら、次の病院で受診するときのために」と検査データをまとめた宛名なしの紹介状を書いてくださった。