人目を気にして楽しむチャンスを失ってしまう、そんな人生はまっぴらゴメンだ! ありったけの「好き」を車で表現する、痛車オーナーたちの素顔とは?
今回は、「Yupiteru presentsお台場痛車天国2024」出展者のなかから、「アイドルマスター(以下アイマス)」仕様のウィッシュに乗る「ゲンジュ」さんをご紹介。
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希少な車両を惜しみなく「推し」のために
最初に痛車の趣味をはじめたのは、15年くらい前のことですね。エアブラシでキャラクターを描いた車を見て、単純にカッコいいなと思ったんですよ。
そこから少しずつ、自分でもステッカーなんかを貼るようになり、徐々にエスカレートしていった感じです。はじめの頃は少し恥ずかしい気持ちもありましたけど、キャラを車に貼る抵抗感はまったくなかったですね。周りの目にもすぐに慣れてしまいましたし、今はもう、どれだけ見られようが気にならないですよ。
これの前にも同じ型のウィッシュに乗っていたのですが、当時からアイマスが好きで、そのときは星井美希というキャラをメインで貼っていました。その子が金髪なので、車の色もイエロー系にしようと、ランボルギーニのイエローパールというカラーに塗り替えたんですね。
自分としてはこれ以上ないくらい気に入っていたのですが、あるとき台湾にいる知り合いから「同じウィッシュの左ハンドルがあるよ」と教えてもらったんです。世界中探しても珍しい車両だというので、面白そうだと思って購入し、使えるパーツをすべて移植したのがこの車なんですよね。
なので、使い回しているぶんカスタム費は抑えられているんですが、それでも合わせて500万円くらいにはなると思います。仕事が車の解体業なので、ある程度のことは自分でもできるんですけど、やっぱり内外装はプロに任せる必要がありますし。
トランクに並べてある人形は……アニメとはとくに関係なく、趣味で集めているものです。5年くらい前に、知り合いにボークスという専門店に連れて行ってもらって。そこで、「かわいいな」とつい気に入って買ってしまったんですよね。
それ以来、休日はこの車でイベントに出かけたり、ドールのお店に行ったりすることも多いですね。岐阜に住んでいるんですが、先々週は大阪で、先週と今週は東京まで来ているので、痛車としてはかなり走っている方かもしれません。
やっぱり乗っていると、駐車場なんかでよく声をかけられますよ。アイマスの話だけじゃなく、「あれ、左ハンドルだね」とか。そういう交流のきっかけにもなりますし、まだまだこの車で走っていたいなと思いますね。
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