人目を気にして楽しむチャンスを失ってしまう、そんな人生はまっぴらゴメンだ! ありったけの「好き」を車で表現する、痛車オーナーたちの素顔とは?

 今回は、「Yupiteru presentsお台場痛車天国2024」出展者のなかから、オフロード仕様のロードスターに乗り、痛車屋を営む「kokott(ここっと)」さんをご紹介。

スポーツカーからオフロード車まで計6台の車を維持している「kokott」さん

◆◆◆

ADVERTISEMENT

「憧れ」だった痛車の文化にのめり込む

 小さい頃から色んなジャンルの車が好きで、今はこのロードスターのほかにもFD(3代目RX-7)やアルファロメオの147など、全部で6台を維持しているんです。ラリーやオフロードも好きなので、ジムニーも持っていますね。

むき出しのオフロードタイヤが走破性の高さを予感させる

 ロードスターをこういう風にしたのは、海外の動画で初代ロードスターがオフロードを走っているのを見たのがきっかけです。どちらも好きな自分にとっては、まさに「これだ」という感じで。なので根っこにあるのは、「好きな車で好きなことをやりたい」という単純な好奇心ですね。

視覚情報の多いサイドビュー。腰高感も気にならないデザインだ

 車体のペイントも、小学生の頃から好きだった「アーマード・コア」というゲームのものなんです。昔からメカに目がなくて、これの前には「アークナイツ」というゲームとか、「ストライクウィッチーズ」というアニメのものを貼っていましたね。

「アーマード・コア」は新作が出たら絶対に貼ろうと思っていたのですが、10年くらいずっと出ていなくて。ほとんど諦めていたところに突然、去年になってリリースされたので、これはもうやるしかないと。

ステアリングにもプリントを施す芸の細かさ

 実は私自身が痛車を作るショップをやっていて、この外装もデザインからラッピングまで、全部自分で仕上げたものなんですよ。このイベントに出ている車にも、何台か私が手がけたものがありますし、あとはオフロードのつながりで、全日本ラリーの車両デザインにも携わったりしていますね。

サイドミラーにはオフロード走行による泥はねの跡が

 もともとデザイン系の学校を出て、最初はゲーム会社に入ったんですけど、給料的に車の維持が厳しくて。そこから職を転々とするなかで、痛車の文化に出会い、好きなことを好きなように楽しんでいる人たちが輝いて見えたんですよね。

 デザインは自分でできますし、思い立ってからはすぐでした。本当に、憧れと興味が100%でしたから、恥ずかしいとかは一切なかったですね。そこから少しずつ、周りの人に「自分のもやってほしい」と言われるようになって。何台も手がけるうちに、会社としてやっていこうと。

自身で痛車のデザインやラッピングを請け負う会社を立ち上げた

 今は趣味と仕事を両立できて、かなり充実していると思いますね。仕事柄どうしても女性との出会いは少ないですが、好きなことに夢中になれる今の状況も楽しいですよ。

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。