文春オンライン

“27歳・ハゲブス男性”が「メイクとウィッグの力」で超イケメンに変身するまで

「ハゲメイク」で大人気! 西村健太インタビューより #2

2024/05/12
note

西村 ずっとしないんだろうなって思ってました。就職したい、と思ったこともなかったですね。今一緒に動画を撮影している子と高1ぐらいで仲良くなってからは「この子となにかやるんだろうな」と思っていましたね。

メイクとウィッグでおしゃれイケメンに変身した西村さん ©三宅史郎/文藝春秋

──収入源はTikTokが大きいですか? 収益化が難しい、とよく聞きますが……。

西村 いや、TikTokからはほぼないですね。収益化も1分半以上の動画の再生数に依存するし、本当にすごい人じゃないとそこまで還元されないんですよね。なので今は、自作のアクセサリーを販売しているので、その売り上げや、メイクの新商品のPR案件とか。あとは配信したときに、ありがたいことにいただく投げ銭とか。

ADVERTISEMENT

メイク動画を始めて「一番よかったこと」

──メイク動画を始めて一番よかったことはなんですか?

西村 いくつかあると思うんですけど……。ウィッグをつけたり、メイクをした姿を自分のまわりでは良いと言ってもらっているけど、世間的にどうなのかは全然わからなかったんです。それがみんなからも「いいね」と言ってもらえて、参考にしてもらえるのが一番うれしいです。周りから認めてもらえると、自分としても自信になるので、良い循環というか正のループに入れるのが、精神安定剤としても良いツールだなと思っています。

「ハゲメイク」で現在は10万人のフォロワーを獲得 ©三宅史郎/文藝春秋

──素晴らしいですね。同じような状況で悩んでいる視聴者からのコメントもあったりするんですか?

西村 「ウィッグはどこで買っていますか?」というコメントが一番来ますね。あとは「メイク道具を全部教えてほしいです」とか。男性からも来ますし、女性からも来ます。

──たとえば、メイクを始めてみたい男性に対して「これだけでもやってみると顔が変わるよ」というアドバイスはありますか?

西村 絶対的に印象が変わるのはファンデーションかな。肌は一番見られますし。あと、リップは大きいですね。ただ、リップは男性としては一番抵抗あるかもしれないですけど。

 けど、リップに色があるだけで全然顔が違うんです。他の部分をメイクしてもリップがないだけで、画竜点睛を欠くというか。今は色付きのリップクリームも売っているので、そういうのからチャレンジしてみるのもいいかもしれないです。

“27歳・ハゲブス男性”が「メイクとウィッグの力」で超イケメンに変身するまで

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー

関連記事