自身の立ち上げたフェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへと成長させた稀代の経営者エンツォ・フェラーリ。死後も多くの毀誉褒貶に晒され続けている“F1の帝王”の、波乱と激動に満ちた59歳当時の1年を描く映画『フェラーリ』(7月5日公開)の場面写真が到着した。
製作・監督は『ヒート』、『インサイダー』、そして『フォードvsフェラーリ』では製作総指揮を務めた巨匠マイケル・マン。
主人公エンツォ・フェラーリにアダム・ドライバーをはじめペネロペ・クルス、シャイリーン・ウッドリー、パトリック・デンプシーなど実力派俳優が共演している。
徹底的にエンツォ・フェラーリを研究したアダム・ドライバー
本作で製作総指揮も務めたアダムは、エンツォを演じるため毎日2時間以上をヘアメイクに費やし、彼の呼吸の仕方、歩き方、話し方に至るまで徹底的に研究。その過程で次のようにエンツォを分析している。
「エンツォ・フェラーリという人物については、様々な見方がある。悪者だとか、魅惑的な男だとか、カリスマ的存在、意地悪な人、あるいは堂々としていて人を巧みに操る人、とかね。
彼はしきたりにこだわる人で、たいへんな頑固者だった。情に流されやすく、常に心のエンジンが動いている人物。でも感情面で人と繋がることが苦手な人物でもあったんだ」