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「もうええわ…」楽天・田中将大(35)に迫る“電撃引退”の危機 球団の本音は「早く200勝を達成して引退して欲しい」?

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 日米通算200勝まであと3勝としながら、今季は開幕を二軍で迎え、いまだ一軍での登板がない楽天・田中将大(35)。球団の顔とも言えるレジェンドに“重大危機”が迫っている。

「青山浩二・一軍投手コーチが、5月中の一軍復帰について『厳しいのではないか』と見通しが立っていないことを告白したのです」(スポーツ紙記者)

 21年、推定年俸9億円で古巣に電撃復帰。だが、3年でわずか20勝と物足りない成績を残してきた。

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「そんな中で田中は昨秋、右肘のクリーニング手術を受け、今季を万全の状態で迎えた。首脳陣も『開幕ローテーションに入るつもりで準備してほしい』と本人に通達していました。ところが3月中旬に二軍調整を命じられ、結局、開幕ローテから外されたのです」(球団関係者)

かつて「ボロボロになってでも投げたい」と語ったが… ©時事通信社

「すでに田中の心は折れかかっている。この先、下手すれば電撃引退も」

 ハシゴを外された格好の田中は周囲に、

「もうええわ……」

 と嘆いていたという。

妻はタレントの里田まい 里田のインスタグラムより

「すでに田中の心は折れかかっている。この先、下手すれば電撃引退もあり得ると周囲から心配されています」(前出・球団関係者)

 身体面での苦悩も深い。

「全盛期は150キロ超の速球で押しまくる投球スタイルだったが、近年は140キロ台中盤の球を中心とした技巧派に変化。体力の衰えもあり、登板の疲労が抜けにくくなっているのも大きい」(同前)