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 1980年代後半にはドラマ『抱きしめたい!』で共演した浅野ゆう子と並び“W浅野”として名を馳せ、トレンディドラマブームを牽引。

「1986年に放送開始した『あぶない刑事』シリーズ(日本テレビ)はドラマシリーズ2作に加えて映画シリーズ化。さらに1991年に武田鉄矢と共演した『101回目のプロポーズ』は最高視聴率36.7%を記録するなど、出演作は軒並みヒット。バブル時代のアイコン的な存在として、浅野のワンレンをかきあげる仕草や、ボディコンファッションを多くの女性が真似た」(同前)

かつての「あぶない刑事」

56歳で黒水着グラビアに挑戦

 バブルが弾けて以降は、全盛期ほどではないがコンスタントにドラマに出続けながら、『古事記』を読み語りするひとり舞台をライフワークとし、全国の神社で披露。また2017年、56歳の時には30年ぶりに写真集を発売し、黒い大胆な水着で泳ぐ姿を収めた水中撮影にチャレンジしたグラビアが話題になった。

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映画『帰ってきた あぶない刑事』公式サイトより

 そんな浅野だが、「役者を続けるにあたり、私生活のイメージは邪魔になる」と、プライベートでは秘密主義を貫いた。

「1983年、22歳のブレイク前夜に売れっ子コピーライターで14歳年上の魚住勉氏と結婚。雑誌の対談で出会って交際に発展したのではと言われていますが、詳細はわかっていない。翌1984年には一人息子が誕生しましたが、子育てについて語ることは少なく、私生活はやはり謎に包まれていました」(芸能記者)

 誰もが忘れかけていたこの一人息子の正体が明らかになったのは、2018年のことだった。