『あっぱれさんま大先生』への出演をきっかけに人気子役として活躍したタレント、内山信二(42)。

 現在、2人の娘を持つ父親でもある彼に、芸能界へ入るきっかけとなった父親の死、肺年齢66歳・余命6年を宣告されるまでに至った生活習慣、現在の子役たちが置かれている環境などについて、話を聞いた。

©松本輝一 /文藝春秋

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ーーお父さんは、いつ頃にお亡くなりに。

内山信二(以下、内山) 僕が25歳の時なので、18年前の2006年です。

ーーご病気で?

内山 お父さんは職を転々として、最終的にトラックの運転手をやってたんですよ。で、信号待ちをしてる間に心筋梗塞で意識を失って、ブレーキが足から外れてコツンと前の車に突っ込んじゃって。ぶつかったトラックの運転手が出てこないから、前の車の人が「おかしいな」と思って見に行ったらお父さんが意識を失っていて。

 その方が救急車を呼んでくれたおかげで一命を取り留めるんですけど、入院した病院で肺炎になって1カ月後ぐらいに亡くなったんです。

ーー兆候というか、どこか悪そうなところはあったのですか。

内山 お父さんは、糖尿で高血圧だったんですよ。だけど、病院が大嫌いな人だったんで、行かないとダメになるのはわかってたけど病院には行かなかった。病院に行ってれば、もうすこし生きられたんじゃないかなと思いますけど。

「36歳で余命6年って宣告されて、今年で42歳でしょ。もう寿命なんですよ(笑)」

ーー内山さんは、健康的には問題なく。

内山 僕もいろいろ数値が高いんですよ。けど、奇跡的に血圧だけは普通で、上が大体110から120ぐらいで、下が大体70から80なんで普通ぐらいで。

 でも、結婚してなかったら今頃ヤバかったんじゃないですかね。結婚して、すごい良かったって思いましたもん。

©松本輝一 /文藝春秋

ーー結婚するまでは、健康とか気にせず。

内山 結婚するまでは、わけの分からない持論を持っていて。健康の一番の敵はストレスだと。「これを食べちゃいけない」「あれをやっちゃいけない」ってストレスを抱えるから体がおかしくなるんだと。まあ、結婚できないと思ってたので好き勝手やってましたね。

ーーヘビースモーカーだったそうですね。

内山 いまはだいぶ本数は減りましたけど、1日3箱を吸い切ってましたね。最初はセブンスターから入って、ハイライトをずっと吸ってて、いまはラークの5ミリ。家族と一緒の時は、電子タバコにしてます。

ーー健康番組で肺年齢が66歳、余命6年と診断されたぐらいですから、相当ですよね。

内山 肺年齢66歳は『主治医が見つかる診療所』、余命6年は『名医のTHE太鼓判!』で言われました。36歳で余命6年って宣告されて、今年で42歳でしょ。もう寿命なんですよ(笑)。