文春オンライン

《LINEヤフー問題》韓国側は「差別的措置があってはならない」とブチ切れ! ソフトバンク・宮川潤一社長を直撃すると…

note

「出澤氏ら経営陣が考えているのは、慎氏をどう守るか。“NAVER色”が強いため、取締役から外し、批判の矢面に立たせないようにしたのでしょう」(LY元幹部)

LINEヤフー出澤社長の役員報酬は12.3億円

今後について、LY広報に伺うと…

 加えて、こんな懸念も残っている。

「トーク機能も含めた基幹システムの開発を担っている企業、LINEプラスの存在です。LINEの100%子会社ですが、オフィスは韓国にあり、CEOも韓国人。ここに斬り込まない限り、“脱NAVER”とは言えません」(同前)

ADVERTISEMENT

 日韓問題に発展しつつあるLY問題。当事者たちはどう答えるのか。出澤氏の電話を鳴らし、「今後はLINEプラスへの開発委託もやめる?」と尋ねたが、

「すいません、広報を通して頂けますか」

 LY広報は、韓国の反発についてはコメントを控えるとし、「NAVER社とLINEプラス社の開発体制は別のもの。LINEプラス社は、開発業務及び台湾やタイなどの海外事業の統括を行っています。これらについては今後も継続予定です」などと回答した。

SB広報も韓国の反発についてはコメントを控える

 では、SBの宮川氏はどう考えているのか。再び本人に直撃した。

――韓国側の反発が報じられている。どう対応する?

「それは、我々がコメントすることではないですよね」

――LINEプラスへの委託は終わらせる?

「LINEの100%子会社なので、このままでいいのかって議論は我々も投げかけている。まぁそれどころじゃないっていう感じ」

――慎氏に続き、出澤氏にも退任を求める?

「そんなことはないですよ」

――最後まで責任を、と?

「はい」

 SB広報も韓国の反発についてはコメントを控えるとし、「資本の在り方については両社で協議を続けていきます」などとした。

 LY問題は“レッドライン”を越えつつある。

《LINEヤフー問題》韓国側は「差別的措置があってはならない」とブチ切れ! ソフトバンク・宮川潤一社長を直撃すると…

週刊文春電子版の最新情報をお届け!

無料メルマガ登録

関連記事