女性漫才コンビ「今いくよ・くるよ」で活躍した漫才師の今くるよ(いま・くるよ、本名酒井スエ子=さかい・すえこ)さんが27日、膵(すい)がんのため、大阪市の病院で死去した。76歳だった。京都市出身。葬儀は31日午後1時から大阪市北区天神橋4の6の42の公益社天神橋会館で。
1970年、漫才師の今喜多代さんに弟子入り。高校の同級生だった今いくよさん(2015年死去)とコンビを組み、73年にデビュー。細身のいくよさんと対照的なふくよかな体形と派手な衣装、「どやさ」のギャグで人気を集め、80年代の漫才ブームに乗って全国的にブレークした。
81年に「上方お笑い大賞」金賞、84年に「上方漫才大賞」大賞など、多くの賞を受賞。いくよさん死去後の23年には、コンビでの「上方演芸の殿堂入り」を果たした。22年4月に大阪市のなんばグランド花月で開かれた公演への出演が、最後の舞台となった。
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