1ページ目から読む
2/3ページ目

「親しみやすいファッションは新鮮ですが…」

 佳子さまはロイヤルブルーのVネックの半袖ニットに、白いワイドパンツという、ギリシャの国旗を想起させるコーデでご登場。ニットは昨年11月のペルー訪問時のベージュのブルゾンと同じ、プチプラで知られる「Pierrot(ピエロ)」の商品だとされ、ブルゾンと同様すぐに完売。“若きファッションリーダー”としての佳子さまの影響力を印象付けたが……。

プチプラで話題となったブルーのニット ©共同通信社

 青木氏はこう評価する。

「低価格の商品を着用されたことで、皇室が親しみやすい存在であることを感じさせました。このニットを着用すれば、ペルー訪問時と同様に話題になるということは容易に推測できる。そんな中であえて着用されたことに、佳子さまのご英断も感じることができました」

ADVERTISEMENT

 一方で、石原氏はこう”助言”を送る。

「国旗カラーを服装に取り入れるのは、相手国への敬意を表すお心配りでしょう。その国旗カラーコーデをいま流行中のカジュアルなニットとバギーパンツに取り入れるという思い切った選択をなさったのは、佳子さまご自身に違いありません。考えてみれば、英国のキャサリン妃もファストファッションを上手に取り入れ、好感を得ています。佳子さまも、等身大のファッションに青と白のギリシャカラーを取り入れられたことで、ギリシャの若い方々から広く共感を得られたのではないでしょうか。

 ただ、”東洋のプリンセス”の親しみやすいファッションは新鮮ですが、今回のギリシャ滞在は国交125周年を祝う公式なご訪問です。加えて、ギリシャの青と白の国旗カラーのファッションは、相手国への敬意を表す大事なコーデ。その意味では、ギリシャ滞在中にもう一度、フォーマルで質の高い洋服での”国旗コーデ”を披露されると、より敬意が伝わって良かったかもしれません」