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「だるくて箸も持てない」コロナ後遺症に苦しみ続ける人たち 無理解と先行きの見えない不安…症状悪化の“反動”も

source : 提携メディア

genre : ニュース, 医療, 社会

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症状悪化…重い“反動”

ゴールデンウィークの1週間後。西山さんは、妻と1年ぶりに日帰り旅行に出掛けた。

妻と1年ぶりの日帰り旅行を楽しむ西山さん

向かったのは石川・金沢市で開かれた、珍しい多肉植物を集めたイベントだ。この2年間で新しい趣味となった。

その翌日に西山さんを訪ねると…。

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2年前からコロナ後遺症・西山あつしさん(仮名):
調子悪くて寝てました

 

日帰り旅行の翌日、症状はこれまでになく悪化していた。
「調子を整えて会いたい友達に会うとか、行きたいイベントのためには、症状に反動がある。悪化する可能性があることを考慮して、それがないと生きている感覚がない」と、自らの今の状態について話した。

普通の生活を求めると起こる「反動」。先の見えない生活が続いている。
国は後遺症の症状を周知させようと、医療機関や企業向けのガイドラインを作成しているが、社会での理解は進んでいないのが実態となっている。

(富山テレビ)

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