「彼女は本当にガツガツいくタイプで性欲モンスターなんです」
こう声を潜めて明かすのは、北海道・旭川市で女子高校生が橋から落とされて殺害された事件で、逮捕された内田梨瑚容疑者(21)の高校時代の同級生。週刊文春は今回、内田容疑者の地元の後輩が撮ったわいせつ動画を入手。今回の犯行へと至る彼女の「モンスターぶり」がわかる内容だった。
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仲間3名とともに被害者を車で連れ回し
旭川市の中心街から車を走らせること約20分の山腹にある景勝地「神居古潭(かむいこたん)」。木々の濃厚な香りが辺りに漂い、鳥がさえずる当地はアイヌ語で「神の里」を意味し、石狩川の激流や奇岩が通行人を苦しめる難所だった。彼の地に宿る神は「魔神」と呼ばれ、道ゆくアイヌの人々は祈りを捧げねばならなかったという。現在ではもっぱら心霊スポットとして知られ、地元民の肝試しの場所となっていたが、この里で4月19日、神をも恐れぬ残虐な殺人事件が起きてしまった――。
社会部記者が解説する。
「留萌市の村山月(るな)さん(17)は4月18日、内田容疑者からSNS上で自身の写真を無断で使用したことを咎められ、解決金として10万円を要求されたため、電子マネー10万円分の送金を試みた。ところが送金が失敗。激昂した内田は未成年を含む仲間3名とともに留萌市内の道の駅で待ち合わせ、そこから車で60キロほど離れた旭川市まで村山さんを連れ回した」
道中、身の危険を感じた村山さんはコンビニに逃走。店員に助けを求めたものの、内田はこう言い放った。
「この子はおかしくなっているので、取り合わなくていい」