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「言われて、やらないのはダサい(笑)」苦難を乗り越えたMEGUMI(42)が新たな挑戦を続けるワケ

MEGUMIインタビュー

2024/06/29
note

――やってみないとわからないことが多いのは当然ですよね。

MEGUMI とにかく何かやらないと変わらないというのは、どの現場でも思うんです。それは美容でもバラエティでも。やってみてダメだったり怒られても、その経験は自分の筋肉にはなっている。評価は気になりますが、気にし過ぎないようにしていますね。

海外ゲストと写真を撮りつつ、現場の細部も指示する姿はまさにプロデューサー 筆者提供

――プロデューサー、実業家としての活動と、芸能活動は自分の中でコネクトしているのですか?

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MEGUMI 超コネクトしている感じはあります。やはり女優というのは、普通の人を演じることの方が多いのに、芸能界の中だけにいると、普通の生活をしている方々の本当の表情だったり、思いみたいなものからかけ離れてしまう。

 でも商売をしていると、給料交渉であったり、社員同士の人間関係のこととか、いろんなガチのことを社員が私に言ってくる。そこから働く人の心情を知れたりするし、「こういう話をするときは、こういう顔しているんだ」とか直接演技の勉強にもなる。変な目線かもしれませんけど、とても面白いんです。

「言われて、やらないのはダサい」って思っちゃう

――そこは女優の目線が入るんですね。

MEGUMI そう。でもやっぱり、社会とつながることの意義が大きいです。こんなに頑張っても売れないのか、とか、こういうものは売れていくんだとか、この季節は忙しいんだとか、 芸能界だけでは到底知れなかったことも知れるので、本当にやってよかったなと思います。

筆者提供

 金沢でカフェを始めたのも、「商売をやってみなさい。一番勉強になるよ」って尊敬する方に勧められたのがきっかけなんです。芸能界にいると世間とコネクトすることが少ないから。「言われて、やらないのはダサい」って思っちゃうところが私はあるんです(笑)。お題を頂戴したら必ず答える。ジャパンナイトも、是枝(裕和)監督が来て下さって「続けたほうがいい。続けたら、もっと意味が深くなっていくから」って言われたので、叱咤激励と受け止めて、来年も再来年も絶対やるつもりでいます。

――MEGUMIさん、ジャパンナイトでは英語でご挨拶をされていましたね。

MEGUMI まだまだ全然ですけど、でもカンヌで映画の仕事をしたいから私も頑張っています。来年も、その次も来たいと思っていますから。

撮影 石津文子
衣装協力 季緑

「言われて、やらないのはダサい(笑)」苦難を乗り越えたMEGUMI(42)が新たな挑戦を続けるワケ

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