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「残りの人生を賭けて公共訴訟という形で問いたい」
弁護団に名を連ねるのは、「無罪請負人」とも呼ばれる弘中惇一郎弁護士のほか、団長は村山浩昭弁護士が務める。村山氏は2014年、袴田事件で「袴田巌さんは無罪の可能性が高い」と再審開始が決定された際の裁判長だった人物だ。
村山氏はこう指摘する。
「人質司法そのものが憲法違反で、国際人権規約からみて人権を蔑ろにしていることを問うのはこの裁判が初めてだと思います」
そして、角川氏はこう語気を強めるのだった。
「僕は残りの人生を賭けて公共訴訟という形で問いたいのです」
6月27日発売の「週刊文春」および現在配信中の「週刊文春 電子版」には、角川氏へのロングインタビューを掲載している。前代未聞の公共訴訟を提起した理由、拘置所で受けた非人道的な扱い、弁護団との出会い、そして森村誠一の名作と同名の書籍『人間の証明 勾留226日と私の生存権について』を刊行するに至った経緯などを詳しく報じている。
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