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創始者の女性が行う「遠隔」とは
セミナー開始前に、記者はある紙を記入させられた。「遠隔」と呼ばれる行為である。
「これは『妖怪を追っ払ってもらいたい人』を紙に書けば、創始者の女性がその人に取り憑いている妖怪を“お祓い”してくれる、というもの。『遠隔』してもらうためには1万円を支払うのが決まりで、これが実質的な参加費になっています。お金を払うと黄色い紙を受け取ります。そこに、妖怪を追い払って幸せになってもらいたい存命中の人と、成仏してもらいたい亡くなった人を1人ずつ書くことができます」(セミナーの元参加者)
記者が記入を済ませ、席で待っていると、創始者の女性が近づいてきた。本源セミナーの創始者は「手かざし治療などを行う新興の仏教系法人の元信者」(同前)で、年齢は60過ぎだろうか。
そして、記者に創始者は話しかけてきたのだった……。
現在配信中の「週刊文春 電子版」では、なかやまきんに君も参加した謎の会合「本源セミナー」への潜入ルポを配信中だ。3時間にわたったセミナーの詳しい内容、創始者が記者に話しかけてきたこと、セミナー参加者の驚愕の行動などを詳しく報じている。
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