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昭和歌謡をサプライズ熱唱

「楽曲プロデュースを手掛ける250(イオゴン)氏の20分以上にわたる異例のDJタイムでスタートしました。会場が最も熱を帯びたのは、メンバーのソロステージ。先発を務めたミンジがVaundyの『踊り子』を歌唱したときは割れんばかりの歓声が鳴り響いた」(ライブ関係者)

 そのほか、ハニが松田聖子の『青い珊瑚礁』、へインが竹内まりやの『プラスティック・ラヴ』を熱唱し、X(旧Twitter)でトレンド入り、韓国の音楽チャートでも日本の“昭和歌謡”が急上昇するといった異例の反響が起きた。

「終演まで歓声は止むことなく、それを見ながらメンバーたちは感動のあまり泣いていました。ステージの袖で一部始終を見ていたミンさんも一緒になって涙を流していました。プロデューサーですから裏方に徹していましたが、会場の観客に向けて深々と頭を下げていた」(同前)

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「最後の仕事になるかもしれない」

 ミン氏までもが万感胸に迫るかのように涙したのには理由がある。

「ミンさんは4月、HYBEからNewJeansを連れて独立を企てたとして業務上背任容疑で刑事告発されていました。この対立で今回の日本活動や東京ドーム公演の中止が心配されていましたが、今回、無事成功を収めて関係者全員が胸をなでおろしていた」(同前)

4月25日には緊急記者会見を開いた(本人インスタグラムより)

 喜びと安堵だけが涙を誘ったわけではない可能性も。

「ミンさんは今後もNewJeansのプロデュースを手がけると思われていますが、実は『東京ドームまではやらせてもらえるけど、その後は分からない』と関係者らに打ち明けている。NewJeansにとっては晴れの舞台となった東京ドーム公演ですが、ミンさんにとっては彼女たちとの最後の仕事になるかもしれないという悲しみもあったのでは」(テレビ局関係者)

ミン・ヒジンとの仕事はこれが最後?(NewJeansジャパンオフィシャルサイトより)

 ミン氏の肝っ玉母さんぶりは音楽関係者の間ではつとに名高い。NewJeansに関する営業や打ち合わせがある際は必ず顔を出すという熱の入れようだという。その際、ミン氏が十八番にしているのが、HYBEとの内紛騒動を自虐ネタにした会話の“掴み”。

「複数の番組出演や、イベント、衣装の考案など、すべてミンさん自身が動き回っていて、メンバーと同じくらい忙しい。でも彼女、大変ですねと話しかけられると『HYBEとの事件に比べたら、あの子たちに比べたら大変じゃない』とユーモアのある返しをするんです。本当に母親みたいだなと」(同前)