文春オンライン
《博多女性刺殺事件》「彼女は中洲の高級ラウンジの人気者、容疑者の男は…」被害女性(38)の遺体に残された“強烈な殺意”の痕跡と、容疑者(31)の女性への扱いが滲む写真《懲役20年》

《博多女性刺殺事件》「彼女は中洲の高級ラウンジの人気者、容疑者の男は…」被害女性(38)の遺体に残された“強烈な殺意”の痕跡と、容疑者(31)の女性への扱いが滲む写真《懲役20年》

genre : ニュース, 社会

note

「彼女は高級ラウンジの人気ホステスでした」

 殺害された川野さんについて、前出の記者が解説する。

「名古屋市生まれの川野さんは小さい頃から活発な女性で、中学卒業後には沖縄の芸能養成スクールに通っていた時期もあるようです。その後結婚・出産を経て離婚、福岡に引っ越してきたのは約10年前。事件当時は両親と娘の4人暮らしで、博多駅近くの会社で事務として働いていました。以前には那珂川市でエステ店などを経営していたこともあるようです」

中洲の高級ラウンジで売れっ子だったという川野さん 本人Facebookより

 殺人事件とは無縁に見えるが、川野さんにはもう1つの顔が存在した。九州一の繁華街・中洲で“売れっ子ホステス”として働いていたのだ。

ADVERTISEMENT

「川野さんは会員制の高級ラウンジでも働いていました。中洲では有名なお店で、川野さんはママを除くと最年長に近い年齢でしたが、彼女目当てのお客さんも多くいる人気者でした。話にユーモアがあるうえに気さくで、楽しそうにお酒を飲む姿が魅力的。しかも店の若いキャストの面倒見も良かったようで、悪い話を聞いたことがありません」(中洲関係者の男性)

 川野さんが働いていたラウンジのオーナーは中洲のキャバクラ王としてメディアで紹介されたこともある有名人で、多くの店を展開していた。

「寺内容疑者も同じオーナーがやっていた系列のバーで店員として働いていました。川野さんが働いていたラウンジのアフター(来店後にラウンジの外で会うこと)でよく使用されるバーなので、そこで知り合ったのでしょう」(同前)

女性の首元を腕で抱える寺内容疑者 本人Facebookより

 川野さんと寺内容疑者の双方と知り合いだったというこの男性は、事件への驚きをこう語った。

「お店で見かける程度だったので、2人が付き合っていたことも別れた後に寺内容疑者がストーカーになっていたことも知りませんでした。私の知っている寺内容疑者はイカツイ見た目の割に気が利く紳士的な面もあり、明るくてノリが良い男でした。いかにもチャラそうではありますが、いわゆる“ストーカー”になるタイプとは真逆だと思っていました。2人の間に何があったのでしょうか……」

 寺内容疑者のSNSには、友人らとお酒を飲んでいるときの写真などが多く投稿されている。眉間にシワを寄せた表情で収まる写真が多く、中には女性の首に雑に手をかけているように見える写真もあった。

 事件現場近くの防犯カメラには事件の一部始終が映っていたという。傘を差して立ち止まっていた川野さんと寺内容疑者。寺内容疑者は突然襲いかかり、押し倒した川野さんの全身に何度も刃物を突き刺すと、カバンに刃物をしまい平然とその場を去った。2人の最後の会話は何だったのか。真相解明が待たれる。

文藝春秋が提供する有料記事は「Yahoo!ニュース」「週刊文春デジタル」「LINE NEWS」でお読みいただけます。

※アカウントの登録や購入についてのご質問は、各サイトのお問い合わせ窓口にご連絡ください。

《博多女性刺殺事件》「彼女は中洲の高級ラウンジの人気者、容疑者の男は…」被害女性(38)の遺体に残された“強烈な殺意”の痕跡と、容疑者(31)の女性への扱いが滲む写真《懲役20年》

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー

関連記事