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素の自分を出した番組『家事ヤロウ!!!』で大反響

――過去に出演したテレビで、井上さんの“違う面”を見せた番組はありますか?

井上 違う自分を知ってもらったという点では『家事ヤロウ!!!』(テレビ朝日系)ですね。出演した時、自宅に定点カメラを置いて、部屋にはスタッフさんがいなくて、全部、私ひとりで料理をしたんです。

 最初、これはロケだと思って「今からやりまーす」みたいな感じでガチャガチャしていたら、ディレクターさんに「1人でいる時の井上さんのままでいいんです」と言われて。「素の私はめちゃくちゃテンション低いけど、いいんですか?」って聞いたら「いいんです」と言われたんですけど、それが放送されるのがすごく不安だったんですよ。だって、普段のバラエティとぜんぜんテンションが違いますから。

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 結局、ボヤッとした素の私のまま、ボソボソ喋りながらやっていたのが放送されたんですが、すごく反響が大きくて(笑)。主婦層の方からの声が多くてうれしかったですね。

マラソン100キロ走り終えても自分の中で変化は起きなかった

『新婚さんいらっしゃい!』のスタートと同じ頃、井上さんはランニング番組『ランスマ倶楽部』(NHK BS)のMCになった。マラソンにチャレンジする企画で何度かフルマラソンを走り、今年の東京マラソンでは、3時間26分06秒で自己ベストを更新した。

――マラソンは、日々の練習の積み重ねだと思いますが、タイムを出すことで自分自身への自信につながることはありましたか。

 

井上 マラソンで目標をクリアすると、少しは自信になるんですが、不思議となかなか確固たる自信には繋がらないですね。

 昨年、27時間テレビで100キロマラソンを走ったとき、100キロ走り終えたら自分は怖いものなし、みたいな気持ちになれるんだろうと思って、ゴールを楽しみにしていたんです。

 でも、いざゴールしたら、達成感はすごくあったんですけど、特に自分の中で変化は起きなくて。何も変わらなかったことが残念であり、でも、変化がないことにホッとしなかった自分に安心する気持ちもあったりして。なんなんですかね(苦笑)。