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「中学生でそんなことも知らないの?」“栃木の山中にポツンとある実家”で育った井上咲楽(24)が、中学時代に初めて経験したこと

井上咲楽さんインタビュー #1

7時間前

genre : エンタメ, 芸能

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『新婚さんいらっしゃい!』(ABCテレビ・テレビ朝日系)を始め、数多くのバラエティ番組で活躍する、タレントの井上咲楽さん(24)。今年に入ってからは、NHKの大河ドラマ『光る君へ』への出演や、YouTubeチャンネルの開設、レシピ本『井上咲楽のおまもりごはん』(主婦の友社)の出版など、バラエティ以外での活動も注目されている。

 そんな井上さんが芸能界への憧れを強くしたのは、小学生時代。「人見知りで目立たなかった」という彼女がなぜ、華やかな芸能界を目指すようになったのか。井上さんに子ども時代の素顔やデビューの経緯などを聞いた。(全3回の1回目/2回目に続く

井上咲楽さん ©山元茂樹/文藝春秋

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文集のなりたい職業に「アイドル」と書いたらバカにされて…

――テレビの井上さんは、明るく快活な人というイメージですが、子どもの頃からクラスの人気者みたいな感じだったのですか。

井上咲楽さん(以下、井上) いや、かなりの人見知りで、小学生時代は、休み時間に1人で図書室にいました。

 クラスには、人気のある1軍グループとかあるじゃないですか。私は幼稚園の頃からテレビに出たいと思っていたので、1軍に入って目立ちたい、人と違う存在になりたい、という欲がすごく強かったんです。でも、クラスに馴染めないし、友だちもできない。授業の時は手を挙げず、学級委員になりたいと思うタイプでもなく、不器用で目立たない子でした。

 

――でも、テレビには出たい。

井上 そうですね。小学2年生の時、将来の夢を文集に書いたんですけど、なりたい職業にアイドルって書いていました。当時、NHKのEテレで、子ども向けの料理番組『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』を見て、「テレビに出る人のことを『アイドル』っていうんだ」と思っていたんです。

 だから、テレビに出たいという意味でアイドルになりたいと書いたんですが、その文集がクラスで公開された時、みんなに「いつからアイドルになりたいんだよ」「おまえがアイドルか?」と、すごいバカにされて。こんな恥ずかしい思いをするなら絶対に言わないようにしようと思って、それ以降は、中学生になるまで夢を封印しました。