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岡田彰布氏「『責任持て』いうのも何か違うわなぁ」
阪神の元監督・岡田彰布氏も藤浪の不調の原因に首を傾げる。
「3年目までちゃんと投げてたわけやから、どういう変化があったんか、わからへんなぁ。藤浪が開幕ピッチャーやってないのに、それで監督が『責任持て』いうのも何か違うわなぁ。結局はエースとして認めてないということやからなぁ」
運動部のベテラン記者が明かす。
「今年も突如、制球を乱す場面がありました。去年の夏頃から、藤浪の不調の原因は、イップスではないかと見られています」
イップスとは、神経的あるいは精神的な運動障害のこと。『イップス 魔病を乗り越えたアスリートたち』の著書があるスポーツライターの澤宮優氏が解説する。
「イップスの人は、緊張すると、従来通りの自在な身体の動作ができなくなってしまいます。強いプレッシャーを受けると、いつまでも引きずってしまうことも。仮に金本監督が藤浪選手に結果として強いプレッシャーをかけたとすれば、選手にとって逆効果になってしまうこともあるでしょう」
球団関係者の間では「藤浪の再生には監督を代えるか、トレードしかない」との声も上がっているという。上司に恵まれない藤浪に必要なのは「オー人事」。