斎藤元彦・兵庫県知事(46)をめぐる一連の問題。斎藤氏の証人尋問が予定されている百条委員会をはじめ、県内外の“辞任圧力”は強まり続けている。
「週刊文春」編集部のK記者は、これまで約3週間にわたり本件を現地取材。8月3日配信の「週刊文春電子版」有料番組では、斎藤氏の側近とされる片山安孝元副知事(64)への直撃取材をふり返った。
「これは他には言っていないことだから…」
K記者は事前の取材で、昨年11月末の阪神・オリックス優勝パレードをめぐる疑惑を裏付ける内部資料を入手。信用金庫への補助金の財源となる「中小企業経営改善・成長力強化支援事業」が、担当部署の要求額である1億円から4億円へと、不自然に増額されていた事実を確認した。
「確たる物証を入手した上で、7月中旬ごろ、片山氏を直撃することになりました。すると、なぜか先方が場所と日時を指定してきたのです」(K記者)
当日、指定された場所を尋ねると、片山氏はK記者の質問に応じることなく、事前に用意していたと思われる説明を続けた。そして最後に「これは他には言っていないことだからね。じゃあね」とだけ告げ、その場から立ち去ろうとしたという。
「おそらくそれが、片山さんが普段やっている“マスコミ対応”なんだろうなあ、と思いました。マスコミ側も『まあ一応、独自証言を得られているならいいか』と納得してしまう。そういう駆け引きを常にやってきた方なのだろうなと」(K記者)
K記者は片山氏に追いすがり、補助金についての質問を重ねた。すると、驚きの“嘘発言”が飛び出したという――。
片山氏の衝撃発言、県庁関係者が問題視する“疑惑の本丸”、マスコミ各社の報道が遅れた理由など、K記者が本件の最新情報を解説した有料番組の全編は「週刊文春電子版」で視聴できる。
【記者解説】「メディア報道が“コントロール”され…」兵庫県知事・斎藤元彦(46)県政停滞を招いた“マスコミ側の報道責任”【動画版】
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