2017年「MISS CIRCLE CONTEST 2017」にてモデルプレス賞と審査員特別賞を受賞し、同ミスコン史上初のW受賞という快挙を成し遂げた入澤優。その後はモデルやタレントとして活躍するも、度々SNS上で炎上していた。
現在は慶應義塾大学大学院で博士課程に進んでいるという彼女に、過去の炎上の裏側や大学再受験の真相、グラビアを始めたきっかけなどについて話を聞いた。(全2回の1回目/続きを読む)
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CAや丸の内OLを目指すも就活に大失敗
——入澤さんが一躍有名になったミスコンに出た当時、現役の日本歯科大学の学生だったんですよね。
入澤 そうなんです。でも、再受験なんですよ。他の大学を卒業した後に、日本歯科大学を受験したんです。最初の大学は先生に迷惑がかかっちゃうので内緒にしています。
——なぜ大学を卒業した後にもう一度受験されたのでしょうか。
入澤 就活で大失敗したんです。全部落ちてしまって、行くところがなくて。
——就活では何系を?
入澤 CAを目指していたので航空会社。あとは企業の受付なども受けましたね。私、キラキラした丸の内OLになりたかったんですよ。かわいいじゃないですか。
でも、全部だめで。それで「働けなかったら、私、どうしたらいいんだろう」と思って。
修士課程に進むことも考えたんですが、「でも、また2年後就活か。どうせ同じになるんじゃない?」って思って、それなら手に職が欲しいなと、資格を取得できる大学を再受験したって感じです。
400倍の倍率を突破して、再受験した歯学部に合格
——卒業後、また大学に通うのは経済的にも精神的にも大変そうですが。
入澤 そうですね。最初の大学生活は本当に最高で、サークルやって、部活も入って、バイトして、家族や友達と旅行して。本当に充実していたんです。就活に落ちたことだけが本当に大誤算で……。
——再受験の勉強はいつから始めたのでしょうか?
入澤 大学4年の12月くらいから本格的に動き始めて、行くんだったら医学部だなって。でも、もう医学部の出願が終わっていて、後期受験があったのは歯学部だけだったんですよ。科目の勉強も間に合っていなかったんですが、試しに受けてみたら運良く受かったという感じですね。
たしか倍率が400倍かな。後期だったので、かなり厳しかったんですが、本当に運良く。
——それで歯学部に。
入澤 でも、入学直前まで迷ったんです。来年医学部を受けようかなと。でも、今の実力じゃ難しいかと思って、入学式の前日に行くことを決めて。バタバタでした。
——再受験に関してご両親の反応は?
入澤 「なんで歯学部なの。そんなとこ行っても稼げなくない?」みたいな。しかも、「就活落ちたなら修士に行けばよかったのに。6年行ったらもう30歳じゃん。大丈夫なの?」って大反対されました。
まあでも最後は、「しょうがないか。受かったなら進学しな」って。