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 スポーツライターの木崎伸也氏は、本田の心中をこう推し量る。

「日常的にプレーすることだけが現役ではないという風に考えているようです。たとえ年に1試合でもプロ選手としてプレーできれば、それが本田さんにとって現役なのでしょう」

 世界一にこだわることについても納得だという。

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急遽公式戦デビューも果たした(本人Instagramより)

「彼のDNAにはきっと『1番を目指す』と刻まれているんじゃないでしょうか。サッカー選手になったその時から、日本代表時代を含め常に世界一を目指してやってきた。世界中のクラブでゴールを決めるというのは、彼なりに世界一を目指しつづけるため、目的とモチベーションを新たに設定したというふうに解釈しています」(同前)

 ギネスに記録されれば紛うことなく世界一。8日の試合で放ったシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。次の出場予定日の13日がいよいよ訪れる。本田が世界一になる瞬間を見られるか。