「近年は、選手としてではなく、監督業やクラブ経営に意欲的です。日本代表引退後の2018年には、カンボジア代表チームのGMに就任。実質的な監督としてチームを指導し、W杯2次予選で勝ち点を挙げるなど、同国初の記録を更新している。その一方で、オーストリアやウガンダのプロクラブの経営にも参画しており、選手としてプレーしていなくても、サッカーとの縁はいまだに強い」(スポーツ誌編集者) 

パロFCのチームメイトらと(本人Instagramより)

 一方で、投資家としても存在感を発揮している。18年には俳優のウィル・スミスとファンドを設立し、米国のスタートアップ企業に投資を開始。投資先のうち9社が時価総額10億ドルを超えるユニコーン企業に成長したという。

 そんな多忙を極める本田は、なぜ1試合だけの異例の契約をOKしたのか。スポーツ紙記者が声を潜める。

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「実は本田は、『各国の1部リーグでのゴール』にこだわっており、将来的にはその数でギネス記録を狙っているんです」

 これまでに本田がプレーしてきた国は計9カ国。そこで所属したどのクラブでも得点を記録しており、仮に13日にパロFC所属選手としてゴールを決めると、10カ国のチームでゴールネットを揺らすという前人未到の記録がかかっているのだ。本田自身、みずからのYouTubeチャンネルで次のように語っていた。

〈何となく続けるのではなく、お金のためでもなく、続けたら自分なりの世界一を目指せないかと思った。世界の1部リーグでプレーした数かつ、ゴールを決めた数、これも世界一なのではないかと自分の中で解釈している〉