本田圭佑(38)が、ピッチに帰ってきた。
8月8日、1008日ぶりにプロサッカー選手としてブータン王国のサッカー1部リーグのパロFCの一員として試合に出場。実に2年8カ月ぶりにプロとしてプレーした。
当初は8月13日の“1日限定”の契約と発表されていたが、予想を裏切るサプライズ出場だった。契約が明らかになった直後、出演したネット番組で本田はこんなことを語っていた。
「1試合は極端すぎるんですけど、今回は格闘家みたいな理想のオファーでしたね」
2005年、Jリーグ名古屋グランパスでプロ選手としてデビューしたのを皮切りに、日本代表としても活躍するなど黄金時代を築いてきた本田。
海外からの評価も高く、イタリアのACミランなど各国のビッグクラブを渡り歩いてきた。これまでに計9カ国でプレーをしてきたことになるが、2022年1月にリトアニアのチームを退団して以来、無所属となっていた。だが、いまだ現役引退を口にしてはいなかった。