――なぜ宅配バンにしたのですか?
けんじ 見た目がすごく好きだったんです(笑)。誰も乗っていない珍しい車というのも、いいなと思いました。
それに、車内で立ったりできるくらい大きくて、かつ快適に過ごせそうなので。キャンピングカー仕様にDIYしたら、今まで以上に車中泊を楽しめるかなと思って。
あかり 実は、日本一周しているときから欲しかった車なんですよ。「次に買うならこの車だ」とずっと言っていたんです。
――ちなみに、購入費用は?
けんじ 車自体は約150万円で、車検とか諸々を入れたら200万円くらいしました。
「軽自動車とは快適性が全然違う」DIYした宅配バンの“乗り心地”は?
――車内をDIYしたそうですが、その費用はどれくらい?
あかり 実は、DIY費用はほとんどかかってないんです。北海道で偶然お会いした視聴者の方が大工さんで、いらない資材とかをたくさんくださって。車内のベッドとかフローリングの資材も、その方がカットしてくれたんです。
けんじ DIYしたと言いつつ、ほぼ自分たちでは作ってません。
――どのような経緯で、視聴者が資材を?
あかり 宅配バンでキャンプに行って、その帰り道に声をかけられたんです。「僕は大工で、今仕事中なんです」って。
けんじ ちょうどふたりで、「車が大きくて自分たちでDIYするのは難しいから、大工さんとかに頼めないかな」と話していたので、「ええ、大工さん!?」って驚きました。
――奇跡ですね。
あかり 本当に、すごいご縁だなと思いました。そのあと連絡させてもらったら、「いらない資材があるから使っていいよ」と言ってくれて。
――「デッカリー号」の乗り心地はいかがですか。
けんじ 高さがあって、車内で立って着替えられるので、軽自動車とは快適性が全然違いますね。
――珍しい形の車だから、目立つんじゃないですか。
あかり キャンプ場とかに行くとかなり目立ちます。
けんじ 外装を塗ると超目立つと思ったのであまり塗ってないんですけど、それでも視聴者さんにはすぐに気づかれます。
「会社員には戻りたくない」と考える理由
――北海道に移住してからも、引き続きYouTubeが収入源ですか。
けんじ そうですね。この先もずっと続ける、というわけではないんですけど、当面はYouTubeを続けたいなと思っています。
やっぱり自由に働けるし、自分たちの好きな場所に住んで、好きなタイミングに出かけて撮影したりできるので。