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考えても仕方ないけど、それを考えるほかにやることがないんです。
それくらい理不尽で納得できていないのです。
しかし、この体験をいま振り返ると、「大切な一歩だった」と思うんですよね。
これはもしかするときれいごとに聞こえるかもしれません。
しかし、その後も、社会人生活を送る上で、「理不尽なこと」は満載でした。
理不尽な状況でも、「自分の殻を破るしかない」と思える原体験になったのは、間違いなく、この合宿です。
それを19歳のときに経験できたことは、その後の人生に大いに効いているのです。
「つらい体験をした人は、強い」
ここで、読者のあなたに質問があります。
つらい体験が、あなたにはあるでしょうか?
学生気分をぶち壊すようなマインドセットは、「ある程度」は必要なんだろうと思います。
こう言うと、今の時代なら、「体育会系だ」「ブラックだ」と揶揄されるかもしれません。
でも、つらい体験をした人は、強い。
どうしたって、強くなってしまうんです。
それは間違いない。
だから、そんな体験がある人は、「いい体験」として大事に持ち続けてほしいんです。
とはいえ、長々と武勇伝を語る必要はありません。
人生で最高につらかった話。
しかも、それがあったおかげで今があるという前向きな話。
それくらいなら、明るく語れるようにしておいていいはずです。