ロシア軍が北海道に上陸──。1カ月後、釧路に展開する陸上自衛隊で小隊を率いる安達3尉は、中隊指揮所から呼び出しを受ける。各小隊長を前に、武田中隊長は「明朝5時、ロシア軍がここに到達する可能性がある」と告げる……。

 第2話〈後編〉へ続く

小隊 (文春文庫 す 27-1)

砂川 文次

文藝春秋

2022年5月10日 発売