今季、一軍マウンドに一度も立てずにいる楽天・田中将大投手(35)。9月4日の二軍戦で6回途中2失点と試合を作ったが、今江敏晃監督(41)は「(次の)登板を見てから、しっかりまた精査して判断したい」とコメント。未だに一軍昇格の合格点をもらえていない。

「昨季は思うように成績を残せず、秋に思い切って右肘のクリーニング手術に踏み切った。名球会入りの条件となる日米通算200勝まで、残すところ3勝。球団としては、田中は将来の監督候補でもあり、初の生え抜き名球会選手として何としてでも花を持たせたいのですが……」(球団OB)

2013年、無傷の24連勝も今は昔 ©時事通信社

安樂のパワハラ騒動が後を引き、肩身が狭く…

 そんな田中にとって尾を引いているのが、手術後の昨年11月に判明した安樂智大(現メキシコシティ・レッドデビルズ)のパワハラ騒動に関し、現場に田中もいたとする報道だ。

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「球団にはファンから批判が殺到。田中も肩身が狭くなった。そこへ来て今季、開幕一軍メンバーに入れなかったことで、モチベーションは相当下がっていました。二軍では本拠地である仙台の泉練習場でトレーニングに励んでいるものの、遠征に帯同されることはほぼありませんでした」(同前)