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北神議員本人が明かした“ゾッとする出来事”

 K氏の標的となった北神圭朗衆院議員(57)本人が明かす。

「去年の11月、K君が、私が受け持つ大学の講座を訪ねてきた。講座が終わっても教室でずっと待っていて、『両親も応援していますし、私も応援していきたい』と。『X』という偽名を名乗り、『僕は工学部で、北神さんの京大の後輩です』と言ってきた。後で維新から説明されたけど、大学すら出ていなかったんだってね。ぜひ私の事務所でボランティアしたいと言うので、12月から街頭演説やいろんな支援者を回ったりした。うちの実家で飯を食わせたこともあります」

標的となった北神圭朗衆院議員 ©時事通信社

 北神氏の信頼を勝ち得たK氏は、こんな“企業秘密”も目撃していた。

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「今年2月の京都市長選では、私は松井孝治氏(現市長)を応援していました。集会依頼の電話をK君に手伝ってもらっており、一部ですが、彼は有権者の名簿も見ているんです。ぞっとするのは、北神事務所のボランティアとして何か法律違反したり、選挙違反を仕掛けたり、そういうのもできる立場だったこと。怒りより、信頼を裏切られたショックが大きいですよ」

雲隠れのK氏(本人のFacebookより)

 学歴、年齢、名前まで詐称し、相手陣営に潜入する大胆さ。実は、K氏の標的になったのは北神氏だけではなかった。

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 現在公開中の「週刊文春 電子版」では、K氏によるスパイ活動の手口、松井氏への直撃取材、そしてM-1に出場した松井氏とK氏の関係などを詳報している。

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