あのSHOGUNが帰ってくる――。
来年1月のテレビ朝日の新年特番で、松平健主演の『暴れん坊将軍』の新作が制作されることが分かった。『暴れん坊将軍』は1978年から2003年まで放送された時代劇。日本のテレビドラマ史に名を刻む長寿番組で、現在も早朝に再放送中。テレ朝では08年にテレビ朝日開局50周年記念としてスペシャル番組が放送されて以来、新作は作られていなかったため、実に16年ぶりの復活となる。
「還暦を控えた吉宗が…」
「今年テレ朝は開局65周年、さらに松平健さんも芸能生活50周年の節目ということもあり、企画されました。脚本は朝ドラ『あさが来た』、大河ドラマ『青天を衝け』などの大森美香。監督は『クローズZERO』などの三池崇史が務めます。還暦を控えた吉宗が、後継者問題に頭を悩ませて――というストーリーが予定されている」(ドラマ関係者)
松平は1974年に勝新太郎のプロダクションに入所。付き人をしながら役者人生をスタートさせ、78年に当時新人にもかかわらず『暴れん坊将軍』の上様こと徳川吉宗役に抜擢され、以降25年にわたって演じ続けた。
「将軍を演じていた頃は役のイメージを壊さない仕事を選んでいたという松平さんですが、2003年に放送が終了してからは幅広く活動。04年には、『マツケンサンバⅡ』で、リオのカーニバルから着想を得たという金色に輝く着物の衣装で軽快なステップを披露し、社会現象を巻き起こした」(女性誌記者)
そんなマツケンサンバが17年の時を経て再び注目されるきっかけとなったのは、21年の東京五輪だった。