9月中旬から、さいたま市、練馬区、国分寺市、所沢市と東京都と埼玉県で4件連続で発生した強盗致傷事件。犯行の手口が似通っていることから警視庁と埼玉県警は共同捜査本部を設置、実態解明を進めている。

「犯行の共通点は未明に住宅の1階の窓ガラスを割って侵入していること。4件の事件に共通の指示役がいることも視野に関連を調べています」(全国紙社会部記者)

 埼玉県警はこのうち所沢市の事件で、これまでに佐藤聖峻(きよたか)容疑者(24)ら男3人を強盗致傷容疑などで逮捕。10月3日には犯行に関与したとして森田梨公哉(りきや)容疑者(24)を公開手配、7日に身柄を確保した。

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森田梨公哉容疑者(埼玉県警提供)

「逃げたら殺すと言われ、強盗をせざるを得なかった」

「佐藤は逮捕後、国分寺の事件について『森田と一緒にやった』と供述。また逮捕された実行役とみられる男は、闇バイトに応募し、『指示役から逃げたら殺すと言われ、強盗をせざるを得なかった』という趣旨の供述をしている」(同前)

 小誌は今回埼玉県警が作成した「緊縛強盗致傷事件〜実行役募集から逮捕までの経緯〜」と題された資料を入手。そこには市井の人々を卑劣な「闇バイト」へ堕とす、犯行の手口が記されていた。