専門家の見解は…
このようなレプリコンを巡る騒動。日米で感染症の研究をしてきた長崎大学の森内浩幸教授は、こう見ている。
「盛んに言われているシェディングは、もともとウイルスに感染した人が、ウイルスを咳などで飛沫やエアロゾル(微小な粒子)とともに排出することを指した言葉です。その言葉に、レプリコンのmRNA(タンパク質の設計図)が“増幅”し続けるという特徴を無理やりくっつけて、恐ろしい印象を与えるようになった。しかし、mRNAは感染力を持つウイルスのような“生き物”ではないので、『シェディングする』ことも『増殖し続けること』もありません」
高齢者が接種を検討すべき“5大ワクチン”とは
一方で、森内教授は高齢者にはコロナワクチン以外にも、接種を検討すべきワクチンが複数あると語る。
「免疫力が衰えてくる60歳以上は、コロナワクチン以外にも接種を検討して欲しいワクチンが4種類あります。インフルエンザ、肺炎球菌、RSウイルス、帯状疱疹のワクチンです。これらは“高齢者のための5大ワクチン”といってもよいでしょう」
10月16日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」及び10月17日(木)発売の「週刊文春」では、高齢者のための5大ワクチンの効果、打ち方、副反応、注意点を詳報。
また、賛成派、反対派双方の識者に取材し、レプリコンワクチンの安全性を徹底検証した「新型コロナワクチン『レプリコン』は安全なのか?」も「週刊文春 電子版」で配信している。
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