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「外国人投手に弱い」という疑惑を裏付けるデータも…

「『外国人投手に弱いのでは』と疑われているのです。実際には今季の一軍での対外国人投手の成績は2割5分3厘で、全投手に対しての打率(2割4分4厘)よりも良かった。にもかかわらず疑いの目で見られている原因は、昨年のWBCです。世界一となった侍ジャパンの中で一人、打撃不振に陥ってチームの足を引っ張っていたのが村上でした。スカウトたちの間ではいまだにその印象が強い」(スポーツ紙記者)

 そんな村上にとって、汚名返上の絶好の機会と目されてきたのが11月に開催される国際大会「プレミア12」だったが、

「村上がリーグ最終戦で自打球を当てて右足親指を骨折し、まさかの代表漏れ。ここで外国人投手に対する打撃力をアピールする目論見も崩れた」(同前)

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©文藝春秋

 一方、プレミア12が絶好のアピールチャンスとなりそうなのが、巨人の岡本和真内野手(28)。

「侍ジャパンの井端弘和監督は、今月9日の代表選手発表の会見で『四番の可能性が高いのは岡本』と語っています。かねてより岡本も、ポスティング制度を利用しての渡米が囁かれている。WBCでも活躍した岡本が、プレミア12でも見せ場を作れば、スカウトたちに対しては絶好のアピールとなります。プレミア12の出場選手の中で、今オフにメジャー移籍しそうな日本人選手は他にいない。さらに村上も不在となれば、岡本の独壇場になりそうです」(同前)

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